JR西日本金沢支社は23日、東日本大震災の影響による部品不足のため、普通列車の一部で日中の運行本数を4割減らすと発表した。4月2日から実施し、代替工場などで部品調達のメドがつくまで続ける。「間引き運転」はJR西の全域で行われる。
本数が減るのは北陸線(金沢~直江津)と七尾線(金沢~七尾)で、午前9時から午後5時まで。具体的な運休列車は25日をめどに発表する。特急列車や、対象区間以外は平常通り運行する。
日中の本数を減らすのは、部品調達の見通しがつかないなかで、通勤・通学に影響が大きい朝夕のラッシュ時の運行をできるだけ長期間確保するためだ。ただ、今回の措置をとっても7月下旬ごろには支社内の部品が尽きる。そのため今後、早朝・深夜の便や金沢以西の路線、枝線も削減対象として検討するという。
不足が見込まれる部品は、電車のモーターに電気を流す「直流電動機ブラシ」。摩耗するため、約10カ月ごとの交換が必要だという。旧型の普通車両を中心に、同支社管内では全約440両のうち約110両で使われている。
これは致命的。。部品の最終加工場は福島第一原発(福島県)の近くにある。設備が被災し、一帯には避難指示も出ているため、再開のメドが立たないという。
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