健太郎です。
今回は前回の続きということで、CX480の光学ドライブを交換していきます。
大体のノートパソコンは高級品でなければDVDスーパーマルチドライブが付いていると思いますが、今回は高画質な映画を楽しめるBlu-rayディスクドライブに換えます。
光学ドライブを交換するメリットは?
全てBlu-rayディスクドライブの場合ですが、
Blu-rayディスクドライブに換えることで高画質な映画を楽しむことができる。
Blu-rayディスクにデータを書きこんで保存したり、読み込んだりできる。
などがあります(ただ一部のドライブはBlu-rayの読み込みのみ対応もありますし、DVDのみ対応のドライブもあります。)。
実際に換装してみる
今回もメーカー保証がなくなるかもしれない行為をするので、自己責任でお願いします。
今回も下調べから始めます。
まずは交換できそうかどうかを調べます。
「(PCの型番) 光学ドライブ」、「(PCの型番) (換装したいドライブの型番)」で検索すればいいと思います。特に「(PCの型番) (換装したいドライブの型番)」で調べて、実際に換装している画像があった場合は実際に換装しているところまで読み飛ばしてもらっても構わないと思います。
僕は前回に引き続きCX480のユーザーズマニュアルを見ました。
ここから分かるのはDVDドライブの配置のみで、換えられそうであるということぐらいでした。検索しても換装に成功したというページは見なかったので、自分で色々と考えることにしました。
今回も2枚目の画像の下の赤い四角の中の言葉には注意して換装を行います。
次にパソコンがBlu-rayを見る環境に適しているかを調べます。
使うソフトは「CyberLink Blu-ray Disc&3D Advisor」です。
こちらのページからダウンロードできます。
ダウンロードしてインストールが完了したら起動してください。
この画面が出たら「Blu-rayディスクに対応するか確認する」をクリックします(今回は3Dコンテンツは見ないので確認しません)。
するとパソコン環境がスキャンされて表示されます。
赤線の部分と「BD」の部分が「対応」になっているか確認します。
対応になっていない部分が1つでもあると、Blu-rayディスクを快適に再生できないまたは再生できないことがあります。
「Blu-ray ディスク ドライブ」は対応ドライブに換装するので問題なし、「ソフトウェア プレーヤー」は他社製(CyberLink社以外のもの)のものは認識しないため無視したほうがいいです(ただ用意する必要はあります)。
問題ない場合は次に進みます。
次はノートパソコンのドライブの規格について調べます。
その為にまずは簡単にノートパソコンのドライブの規格の話から。
まずノートパソコンのドライブの厚さですが12.7mm、9.5mmなどがあります。基本的には12.7mmのものしか換装できません。それ以外の場合は諦めたほうが無難です。
次にドライブの接続端子はSATAとIDEの2種類あります。パソコンの接続端子にあったものを購入してください。パソコン側はSATAなのに、IDEのものにするなどはできません。ちなみに最近のノートパソコンはSATA接続のものが多いです。
理解した上でパソコンに付いているドライブの型番を調べます。
スタートボタン→「コントロールパネル」→「デバイス マネージャー」を開いてください。そして「DVD/CD-ROM ドライブ」をダブルクリックしてください。
するとそのすぐ下にパソコンに付いているドライブの型番が出てきますので、控えておきます。
この場合、赤線の部分が型番になります。ですが、「PIONEER DVD-RW」は関係ないと思われますので、「DVRTD10RS」が実際の型番であると考えられます。
次にこの型番を元にこのDVDドライブについて調べていきます。
上で述べたドライブの厚さとドライブの接続端子について調べてください。「(ドライブの型番) 12.7mm」や「(ドライブの型番) SATA」等で検索して、引っかかればほぼ大丈夫だと思います(100%大丈夫とは限りませんが)。
調べたところ、このパソコンのDVDドライブの厚さは12.7mmで、接続端子はSATAだと分かりました。
これでこのパソコン(CX480)の性能もドライブの位置も規格もBlu-rayに換装するのにふさわしいことが分かりました。これから実際に換装していきます。
まずは今回換装するドライブなんですが、パナソニック製のUJ-260です。これは2010年6月に策定されたBDXL規格(3層100GB、4層128GB)に対応したドライブです。
まだBDXLはまだ普及しておらず、メディアが高いです。その為、今BDXL規格を使うことはおすすめできないです。
こちらも大阪だと日本橋、愛知だと大須、東京だと秋葉原で買えると思いますが、自分は通販で入手しました。
今回もACアダプターを抜き、バッテリーも抜いてノートパソコンを裏返しにします。
CX480のユーザーズマニュアルより赤い四角のところにDVDドライブが有ることは分かっています。
その赤い四角の周りを探してみると円盤と「CD」と書かれたところの近くにネジがあるところがあると思います。
この赤丸の中のネジを外します。
まずは上の画像では下にある金具を外します。ネジ2本で固定されているので、簡単に外せるはずです。
その金具はUJ-260に取り付けます。元のドライブに付いていたように取り付けてください。
次に「ベゼル」と呼ばれる部分を外します。ベゼルは上の画像では上の黒い部分になります。パソコンに取り付けているときも手に触れる部分です。
最近のDVDドライブ等のベゼルは「GBAS」という規格で定められています。
ですので、最近のDVDドライブ等であれば簡単に外せます。
ここからはベゼルを外して付け換えるまで両方のドライブに同じ事をしてください。
まずはドライブを開けます。強制イジェクトスイッチを使います。通常はパソコン稼動時に開かなくなったドライブを開けるためのボタンです。
小さい穴の中にあるので、クリップの先を穴に押し込みます。
ドライブが開いたら、ベゼルを実際に外します。
ベゼルは爪で固定されていますので、爪を外す必要があります。爪は4箇所ありますが、2箇所を外せば問題ないです。
番号順に外していきます。
矢印の爪を外してください。
両方のベゼルを外します。
できたらベゼルを交換したら、パソコンにドライブを取り付けてください。
そしてバッテリーを取り付け、パソコンを起動すると…。
認識されて、ドライバがインストールされています。しばらく待てば使えるようになります。
「デバイス マネージャー」が変わっています。
念のため、プロパティを開き、「DVD 地域」タブでリージョンコードを日本に設定しておきます。
また「コンピューター」のドライブのところも…。
「BD-RE ドライブ」に変わりました。
後はBlu-rayディスクを再生するためにプレイヤーをインストールします。
Windows Media Playerでは再生できないため、別途用意する必要があります。通常は購入しなければならないのですが、このパソコンは何故かMSIのページからBlu-rayに対応したWinDVDが入手できるのでありがたく利用することにします。
最後に
今回で2つの改造の完了です(メモリ、光学ドライブ)。これでBlu-rayディスクが再生できるようになりました。
これでノートパソコンで手軽に高画質な映画を堪能できます。映画三昧ですね。映画好きなら最高の改造だと思います。
CX480にはHDMI端子が付いている(この頃のノートパソコンには付いていることが多いが)ので、テレビに繋げて楽しむことも可能だと思います。
レンタルしてちらっとBlu-rayディスクを再生しましたが、とても綺麗でした。
またデータ保存も容量が大きいBlu-rayなら多く保存できます。
今回もAmazonへのリンクを貼っておきます。(CX480と今回取り付けたUJ-260、BDXL非対応だが安いUJ-240、Blu-rayが再生できるWinDVD)
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